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エリー湖、オンタリオ湖周辺のスモールマウスバスのハイシーズンは5月~9月(スポーニング時期は通例6月付近)で、この時期のカナダ特有の爽やかな気候を是非体感してください。また、近郊のナイアガラの滝観光オプショナルツアー等もお選び頂けますので、フィッシング&レジャーで考えても素敵な旅ができる地域です。
このエリアでは1980年頃から本格的にブドウの栽培が始まり、ピーリー・アイランドとともに新しいワインの産地として注目されています。次々とワイナリーが誕生し、今では小さな施設も入れると20か所も。見学ツアーやユニークなイベントを開催しているワイナリーも少なくありません。
エリー湖北岸でワイナリー巡りの中心となるのは、キングスビル。ここは、カナディアン・クラブ・ウイスキーの創設者、ハイラム・ウォーカーがリゾート地として開発した街です。イギリス風のクラシックな街並みは、どこか懐かしい感じ。地元産のワインや農産物を楽しめるレストランもあります。
また、本土最南端となるポイント・ピーリー国立公園も必見スポット。ここは、カナダで初めて自然保護の目的で造られた公園で、野鳥や渡り蝶、そしてカナダではめずらしい温帯の植物が豊富に生息。カヌーやハイキングなども気軽に体験できます。
アメリカで奴隷制度があった18~19世紀、多くの黒人奴隷が雇い主の下を逃れ、カナダへと逃げ延びました。カナダでは1793年に奴隷貿易が禁止され、1830年までに奴隷制は完全に廃止されていたためです。自由を求める奴隷たちが目指したのは、国境沿いにあるウィンザーやエリー湖北岸一帯。奴隷解放運動家の地下組織「アンダーグラウンド・レイルウェイ」の協力も得て、実に4万人以上がこの地に逃れたといいます。その中のひとり、ジョサイア・ヘンソンは、1830年、37歳の時にカナダへ逃亡。エリー湖北岸のドレスデンに仲間とともに土地を買い、職業訓練所を設けるなど、同胞のために活動しました。彼の噂を聞き取材に訪れたのが、作家のストウ夫人。そしてヘンソン自身の話を元に書かれたのが、名作「アンクル・トムの小屋」です。 ヘンソンの暮らした家は現在、他の建物などを併せ史跡博物館「アンクル・トムズ・キャビン」として一般公開されています。またウィンザー周辺には他にも、黒人奴隷の歴史を留める博物館やモニュメントなどが点在しています。